パナソニックのオートクッカービストロNF-AC1000と、ホットクックKN-HW24Gの違いを比較して解説します。
多くのメーカーから発売されている電気調理鍋に、かき混ぜ機能を搭載したのが自動調理鍋です。
これまで自動調理鍋の市場は、シャープのホットクック一択というイメージでした。
しかし、2023年2月に登場したパナソニックのオートクッカービストロは、自動調理鍋の選択肢を広げる可能性がありそうです。
ここでは2つの商品を分かりやすく5つのポイントで比較し、作れるレシピや料理の味の違いについても解説します。
▼オートクッカービストロNF-AC1000▼
▼ホットクック2.4L最新モデルKN-HW24G▼
NF-AC1000とホットクックKN-HW24Gの違いを5つのポイントで比較
オートクッカービストロとホットクックの違いを以下5つのポイントで比較します。
・かき混ぜ方
・調理機能
・お手入れの簡単さ
・レシピの種類やバリエーション
・出来上がりの味の違い
大人気のシャープホットクックに対し、パナソニックの本気が見えるオートクッカービストロ。
どっちがいいのか、何が違うのかを分かりやすく解説します。
オートクッカービストロとホットクックのかき混ぜ方の違い
オートクッカービストロとホットクックにはどちらもかき混ぜ機能がついていて、焦げ付きを防ぎ、味をしみ込みやすくします。
二つの違いはかき混ぜ方にあります。
・オートクッカービストロ
下から羽根で鍋底をさらうようにかき混ぜる
・ホットクック
「まぜ技ユニット」という内ふたについた2本の手のようなパーツで上からかき混ぜる
焦げつきや混ぜムラを防ぐという点では、鍋全体を下からさらうように混ぜるオートクッカービストロの方がまんべんなく混ざりそうです。
対して、ホットクックはただかき混ぜるだけでなく、まぜ技ユニットを高速回転させてクリームの泡立てができるという特徴があります。
オートクッカービストロとホットクックの調理機能の違い
オートクッカービストロとホットクックの大きな違いは、圧力調理と炒め調理ができるかどうかです。
オートクッカービストロには圧力機能がありますが、ホットクックにはありません。
【オートクッカービストロ】
オートクッカービストロは業界最高1285Wの高火力で水分を飛ばしながら調理できるので、炒め調理が得意です。
また、圧力も業界最高クラスで、骨付きの魚やすじ肉をやわらかく仕上げることができます。
【ホットクック】
一方、ホットクックは圧力調理ができないため、じっくり火を入れるような煮込み料理を得意としています。
炒め調理の機能はあるものの、オートクッカービストロに比べると火力が弱く水っぽくなりやすいので、調理に工夫が必要です。
オートクッカービストロとホットクックのお手入れの簡単さの違い
お手入れはホットクックの方が圧倒的にカンタンです。
ホットクックは内鍋以外のパーツをすべて食洗機で洗うことができます。
洗う部品数は、ホットクックが5つに対して、オートクッカービストロは6つです。
【オートクッカービストロ】
【ホットクック】
オートクッカービストロ | ホットクック | |
部品数 | 6つ ・内ふた ・内なべ ・羽根 ・圧力表示ピンカバー ・ノズルキャップ ・蒸し板 | 5つ ・内ぶた ・内鍋 ・まぜ技ユニット ・つゆ受け ・蒸気口カバー |
オートクッカービストロはすべてのパーツを手洗いする必要があります。
内鍋はフッ素加工されており汚れが落としやすいものの、高火力調理によりこすり洗いが必要になることもあります。
内鍋の形状も、ホットクックと比べると中心が出っ張っていて洗いづらいので注意が必要です。
オートクッカービストロとホットクックのレシピの違い
【オートクッカービストロ】
オートクッカービストロはかきまぜ機能と高火力を活かした、「炒飯」や「野菜炒め」、「回鍋肉」などの炒め料理のレシピが豊富です。
圧力機能を使ったレシピも多く、「牛すじカレー」や「いわしの生姜煮」はお肉はトロトロ、魚は骨までやわらかく仕上がりますよ。
【ホットクック】
対して、ホットクックは食材の水分だけで調理する無水調理が得意です。
公式レシピの「チキンと野菜の無水カレー」や「スペアリブの煮込み」はリピートするユーザーも多い人気メニューです。
離乳食や2段調理のオートメニューが充実しているのもホットクックの特徴です。
SNSや書籍などでも多くのレシピが公開されており、現時点ではホットクックの方がレシピ数は多くなっています。
とはいえ、オートクッカービストロでもコラボレシピを公開したりと、今後もレシピは増えていく見込みです。
オートクッカービストロとホットクックの料理の味の違い
オートクッカービストロもホットクックも、どちらも料理は美味しいと評判ですが、美味しさを追及するならばオートクッカービストロに軍配があがりそうです。
オートクッカービストロは、パナソニックが「目指したのは、最上級の家庭料理」というとおり、かなり味にこだわっています。
高火力で焼き目をつけて香ばしさを出したり、圧力機能で料理の味を極限までしみこませるためじっくり煮込んだり、と同じ料理でもワンランク上の味を堪能することができます。
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オートクッカービストロNF-AC1000とホットクックKN-HW24Gの共通点
オートクッカービストロとホットクックは、どちらも食材をかき混ぜ全自動でおいしい料理が食べられる便利な調理家電です。
自動調理鍋ならではの共通点を解説します。
食材をかき混ぜ全自動でおいしく調理
オートクッカービストロNF-AC1000とホットクックは、どちらもかき混ぜ機能がついています。
自動調理鍋の味のレベルは、かき混ぜ機能が付いていることで大幅にアップするんです!
特に、オートクッカービストロNF-AC1000は鍋底からさらうようにかき混ぜ、やわらかい具材も崩さず、調味料がしっかり絡んだ濃厚な仕上がりになります!
また、調理の進行に合わせてかき混ぜスピードを自動調整してくれるので、誰でも味がしっかりとしみ込んだ美味しい料理が作れますよ(^^♪
予約調理・保温機能で帰宅後すぐにご飯が食べられる
朝出かける前に食材をセットしておけば、帰宅後すぐにアツアツのごはんが食べられます。
どちらにも保温機能がついているので、調理後はそのまま保温が可能です。
オートクッカービストロ | ホットクック | |
予約調理タイマー | 最大15時間 | 最大15時間 |
予約調理後の保温時間 | 3時間 | 12時間 |
調理後の保温時間は、オートクッカービストロが3時間とホットクックよりも短くなっています。
これは料理の変色や味の劣化を避けるためで、蒸し調理や炒め調理なども同じ理由で予約調理後に保温されない仕組みになっています。
保温時間が長くなると味が落ちてしまうのはホットクックも共通なので、なるべく出来立ての美味しいうちに食べてくださいね。
食材と調味料をセットするだけ!食事の準備を大幅に時短!
自動調理の魅力は何といっても、食材を調味料を鍋に入れてボタンを押すだけで料理ができること!
例えば肉じゃがを作ろうすると、「肉と野菜を切る→炒める→調味料を入れて煮立たせる→アク取り→落し蓋をして煮る→混ぜる→再度煮る」といった工程が必要になります。
45分くらいはキッチンに立ったままになりますね・・・。
オートクッカービストロやホットクックを使えば、「肉と野菜を切る→材料と調味料を鍋に入れてスイッチを押す」この2つだけでOKです。
準備にかかる時間は15分ぐらいなので、拘束時間が大幅に減りますね!
料理にかかる負担を減らせるので、料理が苦手な方や子育て中のパパママにもおすすめです。
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オートクッカービストロNF-AC1000とホットクックKN-HW24Gの比較表
ここまで紹介した、オートクッカービストロとホットクックの違いを表にまとめました。
オートクッカービストロ | ホットクック KN-HW●●G | |
価格(公式サイト)※税込 | ・2.4L 79,200 円 | ・1.6L 38,376円 ・2.4L 51,073円 |
発売年 | 2023年2月 | 2021年9月 |
圧力調理 | ◎ (高圧・中圧・低圧) | × |
二段調理 | × | ◎ |
食洗機 | × | ◯ (内鍋以外OK) |
かき混ぜ方法 | 下からかき混ぜ (鍋底に羽根) | 上からかき混ぜ (フタ裏に羽根) |
予約調理 | ◯ (最大15時間) ※自動調理の一部のみ | ◯ (最大15時間) ※自動調理の一部のみ |
保温機能 | ◯ 通常:最大12時間 予約調理後:最大3時間 | ◎ 通常:最大12時間 予約調理後:最大12時間 |
サイズ | 幅33.3 ×奥行33.6 ×高さ26.0cm | 幅34.5 ×奥行30.5 ×高さ25.6cm |
重さ | 2.4L 約8.2kg | ・1.0L 約3.7kg ・1.6L 約5.0kg ・2.4L 約5.8kg |
調理容量 | 2.4L | ・1.0L ・1.6L ・2.4L |
消費電力 | 1290 W | ・1.0L 350W ・1.6L 600W ・2.4L 800W |
オートクッカービストロNF-AC1000とホットクックKN-HW24Gはどっちがおすすめ?
毎日が驚くほど快適になる自動調理鍋は、共通点も多いため判断を迷うこともしばしば。
どっちを選べばいいのか、以下のポイントを参考にしてみてください。
オートクッカービストロNF-AC1000はこんな人におすすめ
・圧力調理や高火力で炒めものをしたい人
・家庭でワンランク上の料理を楽しみたい人
・スタイリッシュでシンプルなデザインが好きな人
オートクッカービストロの特徴は、何といっても圧力機能と高火力を活かした炒め調理です。
特に圧力機能を求めている方は、オートクッカービストロ一択になります。
煮込みや炒めなど、これ一つでいろいろなことができる自動調理器として考えたら、お値段以上の価値があると思います。
購入を迷っている方は、『foodable(フーダブル)』でのレンタルもおすすめですよ!
料理の手間を軽減するだけでなく、本格的な料理も楽しみたい方におすすめです。
▼オートクッカービストロNF-AC1000▼
ホットクックKN-HW24Gはこんな人におすすめ
・料理もお手入れもなるべくカンタンにしたい人
・さまざまなレシピを試してみたい人
・できるだけ価格を抑えたい人
「自動調理鍋といえばホットクック」といわれるくらい愛用者が多いため、レシピの豊富さはピカイチです。
離乳食や2段調理など、さまざまなオートメニューが準備されており、時短調理が充実しているのも魅力的です。
食洗機が使えるのはホットクックだけですので、料理もお手入れも手軽に済ませたい方におすすめです。
▼ホットクック2.4L最新モデルKN-HW24G▼
オートクッカービストロとホットクックの違い比較まとめ
パナソニックのオートクッカービストロNF-AC1000と、シャープのホットクックKN-HW24Gの違いをお伝えしました。
大きな違いは圧力調理の有無とお手入れ方法ですが、
・圧力調理がしたい、高火力を活かした炒め調理を楽しみたいなら「オートクッカービストロ」
・食洗機を使ってなるべくカンタンにお手入れしたい、レシピが充実している方が良いなら「ホットクック」
と、自分が重視するポイントを絞ってみると決めやすいと思います。
個人的には、ここまでの値段がだせるならもう少し頑張ってオートクッカービストロを使ってみたいな、と思いました。
外食しなくてもお家で美味しい料理が食べられるので、結果的に節約にもつながりそうですね♪
▼オートクッカービストロNF-AC1000▼
▼ホットクック2.4L最新モデルKN-HW24G▼